糸井の森パークゴルフ(苫小牧市糸井465)の屋内コースが12月1日、今冬の利用を開始する。業界初の自走式ロボット芝刈り機を導入して芝生の養生に力を入れたほか、コースレイアウトも大胆に変更するなど、より利用しやすい環境を整えてきた。胆振で数少ない全天候型コース。「パークゴルフがオールシーズン楽しめることを知ってもらい、競技人口増加につなげたい」と白岩千年オーナーは2季目の営業に力を込める。
オーナーをはじめ、同クラブ会員ら有志で手作りした全長240メートル、幅8メートル10センチの巨大ビニールハウス内に、18ホールを設定した屋内コース。1年目は昨年12月10日から今春まで営業し、多くの愛好者が連日詰め掛けてにぎわった。
糸井の森では、さらなる利用満足度の向上を目指し、今年6月上旬から、芝生の刈り高を一定にしながら管理を24時間自動で行うロボット芝刈り機を導入。ビニールハウスの天井にスプリンクラーも設置するなど、芝の養生を徹底したことで「屋外と同じくらい」(白岩オーナー)青々とした芝生が広がっている。
また、ホール間隔が狭くプレーに支障が出るなどの課題があったコースレイアウトを大幅に見直し。Bコース(9ホール)のラウンド順を時計回りから反時計回りに変更するなどし、気兼ねなくプレーを楽しめる工夫を凝らした。併せてコース入り口横に縦3・6メートル、横2・4メートルの休憩スペースも増設した。
「冬の間は混んでると思った。興味はあったけど行かずに終わったという声が、特に市内の方に多かった。ぜひ一度、足を運んでもらい、屋内コースの楽しさを味わってほしい」と白岩オーナーは呼び掛ける。
営業時間は午前9時~午後4時。1日利用券が1300円(会員1000円)、正午からの午後券は1000円(同800円)。屋外コースオープン中は併用も可能(利用料別途)だ。12月30日、2020年1月1、2両日の3日間は休み。今年度の屋内大会日程は次の通り。
▽12月21日 個人戦日ハム杯開幕戦▽2020年1月11日 日ハム杯第2戦▽同18日 あやめ斎場杯ペアマッチ大会▽同25日 日ハム杯第3戦▽2月8日 日ハム杯第4戦▽同15日 三星杯ペアマッチ大会▽同22日 日ハム杯第5戦▽3月7日 日ハム杯最終戦▽同14日 アソバセ杯ペアマッチ大会