胆振東部地震で被災した安平町の復興を支援する有志団体「一般社団法人安平町復興ボランティアセンター」が、JR追分駅前の空き店舗を利用してつくるコミュニティースペース「ENTRANCE(エントランス)」が16日オープンする。当日はオープニングセレモニーや利用方法を紹介する説明会などを予定している。
エントランスは、昨年9月の地震で被災した地域の再生を図ろうと、同センターが今年度取り組む一大プロジェクト。開設に向けて今年7月から本格的に始動し、インターネットで資金を調達するクラウドファンディングで壁の補修やまきストーブの設置など準備を進めてきた。
当日は午前11時からオープニングセレモニーとして餅まきを行うほか、施設内飲食ブースでお雑煮やラーメンを用意。午後からエントランスの活用について説明会があるほか、クラフト体験などができるブースも開設する。
同センターは、エントランスが「未来への入り口」になるようにとの願いを込め、「集まる」「話し合う」「創り出す」の三つのコンセプトを持つ地域の拠点として期待する。「今後どんな展開を見せていくのかが伝わる、来てくれた方がワクワクする、また行きたくなる。そんな場所にできたら」とアピールしている。