白老 アパート建設相次ぐ 若い世代の移住・定住に期待

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2019年11月11日

 白老町で今年度、アパートの建設が相次いだ。町建設課によると、4月以降、これまでに受理した集合住宅の建築確認申請件数は12棟(計104戸)に上り「過去に例を見ない多さだ」と担当者は驚く。同町ポロト湖畔で来年4月にオープンするアイヌ文化復興・発信拠点「民族共生象徴空間」(ウポポイ)の職員や、関連ビジネスの企業従業員などの住宅需要を見込んだ動きとみられ、冬場を前にした終盤の建設工事が町内各所で進んでいる。

 同課によると、建築確認申請のあったアパート12棟の建築主は、町内外の個人や不動産会社などで、町内1件、町外11件。建設地は東町7棟、大町3棟、栄町1棟、高砂町1棟で、いずれも白老の中心部でJR白老駅、ウポポイから近い場所にある。1LDKや2LDKなど比較的若い世代をターゲットにした物件が目立つ。

 町内でのアパート建設件数を過去5年間で見ると、2014年度2棟(12戸)、15年度2棟(10戸)、16年度も2棟(12戸)で、17年度と18年度に至ってはゼロ。それが今年度に入り、続々と建築確認申請が町に寄せられ、一気に急増した格好だ。

 過去に例のない建設ラッシュについて同課の担当者は「昔の統計はないものの、白老では過去最多の建設件数かもしれない。建築主はウポポイのオープンに伴う住宅需要の高まりを期待しているのでは」と話す。ウポポイで働く公益財団法人アイヌ民族文化財団の職員や、観光・商業関連ビジネスの企業従業員などの住宅ニーズを当て込んだ動きと推察する。

 町内で今年、アパートを建設した企業も「ウポポイの開業は住宅ビジネスにとっても大きなチャンス。建築主の多くは、そう捉えているのではないか」と言う。一方、今年度の建築確認申請の多さについて、10月の消費税増税を前にした駆け込み的な動きとみる業界関係者もいる。

 真新しいアパートが町内に次々に姿を現した状況を踏まえ、町は「若い世代の移住、定住につながれば」と期待を寄せる。

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