安平町 被災者の住環境を整備、復興まちづくり計画案を提示

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  • 2019年11月7日

 安平町は、第2次総合計画中期基本計画案の中で、昨年9月に発生した胆振東部地震からの復興まちづくり計画案を提示した。被災者が安心して快適に暮らせる住環境を整備するとともに、生活機能や教育環境、保健・医療・福祉を充実させる方針。心のケアや地域の見守りネットワークなどきめ細やかな支援にも取り組む方針だ。

 5日に行われた町議会の全員協議会で説明。計画期間は2022年度までの4年間としているが、23年度以降は後期基本計画の中に盛り込んで取り組みを継続していく。

 町は復興まちづくり計画の策定に向けて5月17日~6月3日の期間、町内全世帯と町外避難世帯を合わせた4095世帯を対象にアンケートを実施。回答した1642世帯(回収率約40%)のうち、72%が町内に「住み続けたい」と答え、町内に「住み続ける」か、「移転する」か、「戻る」を判断する上で重視する点として、自宅の再建や住まいの確保が35%、地震からの安全性の確保が30%となった。

 これらを踏まえ、計画案では被災者の住まいと暮らしの再建において新築の購入やリフォーム、賃貸住宅の家賃、引っ越し費用などを助成するとした。また、公営住宅の家賃減免、トレーラーハウスの活用などで手厚く支援するほか、被害を受けた家屋(半壊以上)、用地の固定資産税の軽減措置などについても記載。被災した井戸や浄化槽の生活インフラの復旧支援も行う。

 医療・福祉、子育て、教育などの分野においても、安心して生活できる環境を整備する。応急仮設住宅の談話室や、がん検診時にリラクセーションルームを開設して心の健康づくりアンケートを行うほか、臨床心理士やボランティアと連携して心のケアを推進する。学校においてもスクールカウンセラーなどによるカウンセリングを進める内容も盛り込んでいる。

 第2次安平町総合計画中期基本計画案はホームページで公開し、25日まで町民からのパブリックコメントを募るほか、11~14日には町内4地区で町政懇談会を開き、町民から意見を聞く。その後、12月の定例町議会に提出し、年内の策定を目指す。

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