出産や育児、子育てに関する総合イベントで、千歳市命名215年、開庁140年記念を冠した「第5回いいお産の日inちとせ」(実行委員会、千歳市主催)が3日、市総合福祉センターで開かれた。子育ての情報展示やおもちゃ作り体験、出産や子育ての相談など多彩な催しが行われ、多くの家族連れでにぎわった。
オープニングセレモニーでは、公募で集まった12人の母親が、赤ちゃんを抱いたまま踊る「ベビーダンス」を披露。ベビーダンスは、子供が母のぬくもりや、ゆっくりとしたダンスの動きを全身で感じ、気持ちが安心するとされている。
ANA(全日空)新千歳空港労働組合が協力して行った航空機誘導(マーシャリング)業務の疑似体験は、列ができるほどの人気ぶりだった。子供たちは、プロジェクターに投影した航空機の誘導を体験して大喜びだった。
会場内では記念品がもらえるスタンプラリーを実施。イベントに協賛する「もりもと」が創業70周年の年であることから、同社の森本真司社長が70番目の参加者となった市内の藤田楓花さん(23)に菓子を贈った。藤田さんは「子供が産まれて、初めて参加したイベント。子供が遊べるコーナーを回りたい」と喜んでいた。