地元2校奮闘も届かず―秋季道高校野球大会を振り返る

  • スポーツ, 野球
  • 2019年10月15日
3回戦でマウンドに集まる道栄ナイン
3回戦でマウンドに集まる道栄ナイン
国際情報戦で本塁生還を果たす鵡川・石塚康平(2年)
国際情報戦で本塁生還を果たす鵡川・石塚康平(2年)

 来春のセンバツ甲子園に向けた重要な一戦、第72回秋季北海道高校野球大会が6~13日、札幌市内で開かれた。全道10支部の精鋭20校が出場したトーナメントを制したのは、十勝支部の白樺学園。室蘭支部から挑んだ北海道栄、鵡川は各戦で奮闘するも、3回戦までに姿を消す結果となった。

 道栄は、今夏の甲子園に出場した旭川大学高と初戦の2回戦で顔を合わせた。支部予選でチーム打率4割4分7厘を記録したつながりのある猛打は少々影を潜めたが、相手守備の乱れにも乗じて初回から得点。四回には「単打でつなごう」と支部予選の不振から立ち直った2番吉光真人(2年)が勝ち越しの2点適時打を放った。

 そのリードを守り切ったのは、エース印南伊吹(2年)。「よく粘ってくれた。制球力の良さが出た」と糸瀬直輝監督が目を細める投球で、4回以降相手打線を無得点に抑え込んだのは大きかった。

 ただ、続く帯広農業との3回戦ではエースが初回からつかまった。六回途中までで計10安打を浴び、予選から1人で投げ抜いてきたマウンドを降板。公式戦初登板となった2番手福田誠也(2年)が「気持ちで投げた」と好救援したものの、頼みの打線は背番号6を付けた相手投手から1点も奪うことができなかった。変化球を引き付けて逆方向に打つ指示があったが、「待ち切れていなかった」と糸瀬監督は悔やんだ。

 一方の鵡川は、今大会優勝候補の呼び声も高かった札幌国際情報と2回戦で激突。毎回走者を出したが、「全く崩れない」(鬼海将一監督)相手エースの気迫に押され、1点を奪うのがやっとだった。

 3人がマウンドに上がった投手陣も計10四死球を与えるなど、最後まで制球に苦しんだ。「やりたいことができなかった。相手に勝る実力がまだなかった」と阿部柊希主将(2年)。攻守にレベルアップする必要性を痛感した。

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