むかわ宮戸小学校(村上圭介校長)は10日、授業の一環として、同町宮戸の田んぼで全校稲刈りを行い、児童17人が地元農家の協力で育てた「ゆめぴりか」を収穫した。
同校が毎年、地元の農家、斉藤哲成さん(49)が所有する田んぼの一部を借りて行っている。今年は6月上旬に児童たちが約1アールの敷地に稲を手植えし、秋の収穫時期を迎えた。
児童たちは横一列に並び、鎌を手に稲を丁寧に刈り取ったほか、脱穀するまでの作業を体験。終了後の感想では「悔いのない稲刈りができた」「けがをしないで楽しくできた」とそれぞれ述べていた。
11月に地域住民を学校に招き、収穫した米でご飯を炊いて一緒に食べる。5年生の磯部田君(11)は「今年は上手に稲を刈ることができた」と振り返り、「ご飯にして食べられるのでワクワクしている」と話していた。