安平町追分地区の地域サロン「あん」(佐々木信子代表)が開設から1年を迎えた。1周年を記念した7日には映画の上映会を行い、50人を超える参加者が心温まる時間を過ごした。
あんは、まちなかのにぎわいに貢献しようと有志4人で昨年立ち上げた。安平町と安心・安全の「安」を取って「あん」と名付け、昨年9月に第1回サロンを計画していた矢先に胆振東部地震が発生したため、同年10月に仕切り直してスタートした。初回は38人が参加し、震災の恐怖体験など胸の内を語り合った。
その後は毎月第1月曜日に、追分ふれあいセンターいぶきの一室を利用して活動。町の支え合い活動交付金などの助成のほか、有志で持ち寄ったお茶やコーヒー、お菓子を囲んだ楽しい時間や、ハンドマッサージなど癒やしの空間を創出してきた。
7日はサロンの名前にちなんで樹木希林さん主演の映画「あん」を上映。参加した町民52人から「楽しかった」「またぜひ映画をやってほしい」といった声が多く寄せられた。佐々木代表は「こんなにたくさんの人が来てくれてうれしい。またみんなで楽しめる企画を考え、活動を続けていけたら」と話していた。