厚真高で一日体験入学 進路選択の参考に体験授業や説明会

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  • 2019年10月10日
厚真高校での体験授業に参加する中学生

  厚真高校(南原賢二校長)で8日、中学3年生を対象とした2019年度一日体験入学が行われた。苫小牧市内を中心に地元の厚真町、安平町、むかわ町から来校した中学生46人が同校で行っている授業をはじめ、教育環境、学校行事の説明を受けて、通称「厚高」の特色について理解を深めた。

   体験入学に先立ち開校式があり、生徒全員に行き届いた指導や進学・就職決定率100%、JRやバスによる通学費、各種資格取得に要する検定料の助成などについて説明。加えて山内宣明教頭は「厚高は『小さくて、あったかい』というキャッチフレーズを持った学校。何より落ち着いた学校生活を送れるのがポイント」とアピールした。このほか、生徒会、教職員が学校行事やカリキュラム、卒業後の進路などについても紹介した。

   体験授業は各自選択して2科目を受けられる内容で、外国語指導助手(ALT)による簡単な英会話をはじめ、国語では百人一首を体験。体育ではニュースポーツ「キンボール」を行ったほか、家庭では実際にマドレーヌ作りに挑戦した。

   体験入学は、進路を選択するに当たり、中学生、保護者らに同校の教育活動について知ってもらおうと、毎年この時期に開催。安平早来中から参加した苗加花音さん(15)は「生徒一人ひとりが面白くて、楽しい学校だと思った」と話していた。

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