白老獣医師会主催の動物慰霊祭が4日、白老町環境衛生センターで開かれた。病気などで命を終えたペットの元飼い主や町職員、同会関係者ら約30人が参列し、動物たちの冥福を祈った。
白老八幡神社の鈴木琢磨宮司による神事に続いて参列者が慰霊碑に手を合わせ、生活を共にした犬や猫などの姿を思い出しながら、安らかな眠りを祈った。
参列した同町栄町の長内正男さん(71)は昨年1月に病気で愛犬のマルチーズを亡くしたと言い、「長く一緒に暮らし、家族同様の存在でした。いなくなると、やはり寂しいですね」と話した。
町生活環境課によると、町環境衛生センターが2018年度に引き取り、火葬した動物は1713匹。犬や猫など小動物のペットのほか、アライグマやエゾシカといった野生動物も含まれる。白老獣医師会は動物愛護を啓発する意味も込めて、毎年慰霊祭を開いている。