昨年9月の胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真、安平、むかわ3町の中学、高校合わせた4校の吹奏楽部による合同コンサートが9月28日、厚真町総合福祉センターで開かれた。中高生が若さに満ちあふれる演奏で来場者に元気と笑顔を届けた。
出演したのは厚真中、安平町早来中と、むかわ町の鵡川中、鵡川高の吹奏楽部でつくる合同のバンド「Shishamo Youth Wind Orchestra(シシャモ・ユース・ウインド・オーケストラ)」。震災から1年が過ぎ、復興に向けて歩むそれぞれの町の人たちに元気と支援への感謝の気持ちを伝えようと初めて企画した。
先陣を切ったシシャモ・ユース・ウインド・オーケストラは、大黒摩季さんが歌う「ら・ら・ら」で会場を巻き込んでの演奏を届け、厚真中は「ロマネスク」や昭和のアイドルコレクションメドレーを披露。早来中は「マリーゴールド」や「ジェラート・コン・カフェ」などを演奏した。
最後は4校が合同で「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」など迫力満点の演奏を繰り広げたほか、アンコールでは童謡「故郷」を合唱。会場は興奮と感動に包まれていた。