台風15号の 被災地気遣う 寄せ書きと手紙 恵庭中が南房総市に

  • ニュース, 主要, 千歳・恵庭
  • 2019年10月1日
台風15号の被害を受けた岩井民宿組合に手紙を送った恵庭中の3年生と鹿野校長
台風15号の被害を受けた岩井民宿組合に手紙を送った恵庭中の3年生と鹿野校長
来年南房総市を就学旅行で訪れる予定の2年生
来年南房総市を就学旅行で訪れる予定の2年生

 恵庭中学校(鹿野秀一校長)の生徒がこのほど、千葉県に住む台風15号の被災者に手紙と寄せ書きを送った。同校は2010年から同県を含む関東地方を修学旅行で訪問しており、ここ数年は南房総市の岩井旅館組合に加盟する宿を継続的に利用してきた。今回の手紙は「また皆さまが笑顔になれることを心から願っています」などと記し、同組合宛てに送った。

 同校は4月に修学旅行で同市を訪れたばかりで、11月には同組合関係者が地元のPRのために同校を訪れる予定だった。しかし今月上旬、台風15号が関東地方で猛威を振るい、房総半島の南部を中心に、停電や断水の被害が広まった。中旬には同組合から「状況は落ち着いてきたが、訪問できなくなった」との連絡があった。

 鹿野校長は教員と現在も情報収集に努めている。校長自身は2011年の東日本大震災で親戚を亡くしており、他の地で起きた災害の被災者やその家族に対して特別な思いを強めてきた。生徒たちを交えて「できる支援」を話し合った結果、3年生(4クラス)は手紙、2年生(同)は寄せ書きを、それぞれの学級代表委員らで記し、現地に送ることにした。生徒は被災地の映像を見ながらメッセージを書いたという。

 3年生による手紙は8枚。修学旅行の感謝はもちろん、相手への気遣いと復興を願う思いが文面からにじむ。2年生25人による寄せ書きも同様だ。3年生の井田結人君は「完全ではないが停電は復旧してきたようで、前に向かっているはず」と言い、篠原悠太君は「去年の胆振東部地震で停電のつらさを痛感している。この手紙で元気になってほしい」と望んだ。2年生の押切萌琉さんは「来年修学旅行でお世話になりたい。早く前を向いて」とメッセージを送り、アルバレス夏海さんは「昨年停電を経験しているが本当に大変。千葉県の人は頑張ってほしい」と話していた。

 同組合から学校への電話連絡によると、宿泊施設への被害はないため、来年の修学旅行の受け入れは可能だという。

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