恵庭市は市制施行50周年を迎える2020年の8月に、市内駒場町にあるユカンボシ川河畔公園彫刻広場にあるタイムカプセルを開封する。タイムカプセルは00年度に市制施行30周年を記念して作ったもので、当時の小中学生の作文が入っている。今年11月には作文の執筆者で構成する実行委員会を立ち上げ、開封事業の実施方法などを検討していく方針だ。
同広場は市制施行30周年を記念して整備されており、池の周辺に六つの彫刻作品を並べている。作品は道内で活躍する作家のブロンズ彫刻など。石製の球状作品「ドン・コロ」(渡辺行夫さん制作)の内部がタイムカプセルになっており、和光小6年生(3クラス)89人、恵庭中3年生(5クラス)165人が「20年後の自分へ」と題して書いた作文を保管。当時の子供たちの夢や希望がぎっしりと凝縮されており、開封を静かに待っている。
タイムカプセル開封式実行委員会は、11月から来年の10月まで5回ほど会合を開き、来年の1~3月に事業の実施計画を策定。6月に取り出し式、8月に開封式をそれぞれ行う。
市は同実行委8人を10月から募集する。00年度に和光小6年生、恵庭中3年生だった人が対象。希望者は同事業についての意見を800字程度にまとめ、住所、氏名、生年月日、職業、連絡先などを応募申請書に明記し、50周年事業室に申し込む。持参や郵送での申し込みも可能で、締め切りは10月18日(必着)。応募者が多い場合は選考する。
ファクス0123(33)3137、電子メールkinenjigyou@city.eniwa.hokkaido.jp。