千歳市幸町の民間図書館、まちライブラリー@千歳タウンプラザは29日午後1時~7時に、「北海道ブックフェス2019」を開催する。「地域の情報拠点」がテーマで、札幌市の図書館関係者らによるトークイベントのほか、道内で地域に密着して活動する出版社や書店、個人などによるブースも出展。本が好きな人が楽しく交流できる企画を届ける。
「本の力でまちににぎわいをもたらそう」と有志が集まり2010年に札幌ブックフェスとしてスタート。14年からは開催エリアを道内に広げ、北海道ブックフェスと名前を変え、毎年9月に道内各地で開催している。まちライブラリーでの開催は今回で3回目。
トークイベント(午後1~3時)では、札幌市図書・情報館の淺野隆夫館長が「100万人が訪れた新図書館のヒミツ~やっぱり本って素晴らしい!」、まちライブラリーマネジャーの久重薫乃さんが「人と情報をつなげる~まちライブラリー@千歳タウンプラザの活動」をテーマに話す。2人とまちライブラリーの提唱者である礒井純充さんを交えてのトークセッションも行う。
道内で活動する書店や出版社、本を通じた活動をしている個人もブースを出す。内山企画会社(帯広市)、北海道ブックシェアリング(江別市)、かの書房(札幌市)、寿郎社(同)、さっぽろブックコーディネートの尾崎実帆子さん、ヨミガタリを楽しむ会の青木春重さん(空知管内栗山町)、まちライブラリーで写植印刷機の道具を展示している前道孝幸さん(千歳市)、絵本deつながろ(同)、同人誌「ぷと」(同)、図書館流通センター(同)が参加する。
マチライブラリーの古谷綾サブマネジャーは「いろいろな書店や本に関する仕事をする人が集まるめったにない機会。参加して交流を楽しんで」と話す。
入場無料、申し込み不要。問い合わせは、まちライブラリー@千歳タウンプラザ 電話0123(25)3544。