自然の中に設定したコースでオフロードバイクの技術を競う「ヒダカツーデイズエンデューロ」がこのほど、2日間の日程で日高町富岡の沙流川温泉日高高原荘を出発点に林道などの特設コースで開かれた。選手たちは泥まみれになりながら果敢に難コースを攻め、爆音を響かせ疾走した。
エンデューロはオートバイのクロスカントリー競技版。コース途上に設けられた各ポイントを指定時間内で通過して競うレース。地元のバイク愛好家で組織するHTDE実行委員会(神保一哉代表)では今年の5月の連休から準国際大会を想定したコースづくりを進めてきた。
全日本エンデューロ選手権を兼ねた大会には道内のほか新潟、宮城、千葉、茨城、東京、神奈川、静岡、愛知、三重、山口、福岡など全国トップレベルの選手166人がエントリーした。
ルートは市街地の一般国道も通過するなど観客がより観戦しやすいよう配慮。出場者は、険しい林道や河原を駆け抜け、転倒者が続出する中、沿道からの声援を受けて爆音を響かせた。