白老町で「秋の交通安全町民総ぐるみ運動」が展開されている。18日には関係機関や小学生たちが啓発の旗を手に、同町萩野の国道36号沿いでドライバーに安全運転を呼び掛けた。
秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせた取り組み。旗の波運動には町交通安全協会、町交通安全指導員会、苫小牧署白老交番グループなど関係機関の他、萩野小学校の2年生児童らも参加。萩野の国道36号沿いに約30人が並び、啓発旗を振りながら走行車両のドライバーにスピードダウンなどを訴えた。
また、苫小牧署長から「一日警察官」に任命された萩野小2年の児童4人が、同署のパトカーに乗車して町役場や町社会福祉協議会を訪問。町役場前では、一日警察官になった東泰夢君、上田尋士君、上野優生さん、星野暁さんが声を合わせて「交通事故でけがをしたり、亡くなったりする人がいます。事故が増えないよう、町役場の皆さんの力を貸してください」とメッセージを読み上げた。これを受け、戸田安彦町長は「交通ルールを守るよう訴え、事故のない町にしていきたい」と誓った。
30日までの町民総ぐるみ運動の期間中、交通安全指導員らが通学路に立って子どもたちの安全を見守る早朝街頭指導や、赤色回転灯を取り付けた車を国道沿いに止めて啓発する「駐留レッド」の他、30日にはパセオしらおい店前で「交通事故死ゼロを目指す日」街頭啓発(午前10時30分から1時間)を予定している。