厚真 町議会定例会一般質問 被災者に応じたケア実施

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  • 2019年9月19日

  厚真町議会定例会が17日に開会し、一般質問を行った。町は昨年の胆振東部地震発生から1年が経過した中、被災者の心のケアや生活の再建などそれぞれが抱える状況に応じ、引き続きケアマネジメントしていく方針を示した。

   伊藤富志夫氏が震災以降、「安心して眠れない」「イライラする」「気分が沈む」といった声が出ている実態を取り上げ、町が答えた。町は生活支援相談の場を積極的に活用して「震災により孤立したり、心を病まれた方に対して最善のケアをしていく」と説明。専門家を交えたチームを立ち上げ、被災者の状況に応じて個別に対応していく考えだ。

   下司義之氏は昨年の震災以降、犠牲になった37人を含む100人ほど減少した人口について見解を求め、宮坂尚市朗町長は町独自の教育や子育て、新たなチャレンジへの支援制度をPRしつつ、転出者がいる実態も注視し、「災害対策を講じることで、戻ってきてくれる状況をつくることができる。恒久的な住宅対策をアピールしたい」と話した。

   18日は今年度一般会計補正予算など議案16件などについて協議した。

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