厚真 災害公営住宅 12月に着工へ 完成は来年10月予定

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  • 2019年9月19日

  厚真町は昨年9月に発生した胆振東部地震の住宅被害を受けて建設する災害公営住宅について、12月に着工する方針を示した。17日に開会した町議会定例会の行政報告で宮坂尚市朗町長が説明した。完成は来年10月を予定。

   町が建設する災害公営住宅は新町に20戸、本郷の現在災害ボランティアセンター横の駐車場に8戸、上厚真の団地にほぼ隣接した箇所に4戸の計32戸。主に平屋2LDKで、一部2階建て3LDKも予定。現在、12月の工事発注に向けて実施設計を進めている。

   また町は、災害公営住宅の入居基準を満たさない世帯や大規模損壊などで帰宅困難な世帯への支援として、必要に応じて公営住宅や特定公共賃貸住宅(通称、特公賃)の建設も示唆した。

   町内では17日時点で、166世帯370人が仮設住宅(みなし仮設住宅も含む)に入居。仮設住宅の入居期限が早い世帯で来年の10月末に迫っており、一刻も早い生活再建が急がれる。

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