むかわ町の穂別高校(岩瀬均校長)は23日、生徒たちが総合的な探求学習の時間に調査、研究した内容を発表する成果報告会を町穂別町民センターで開いた。3年生7人が在校生や来賓などが見守る中、閉校後の校舎の活用や地域の課題解決に向けてさまざまな提言をした。
毎年恒例の取り組み。生徒は3年かけて地域や社会について学び、3年次に地域の活性化につながる政策アイデアを町民や町職員の前で発表する。
生徒たちは、2027年3月に閉校する同校の跡地利用について「スポーツの合宿所にして、穂別博物館やスポーツ施設の利用につなげる」「グラウンドにツツジを植え、自然を生かした魅力で観光客を増やしたい」など新しい視点で提案した。
町内の空き家を宿泊施設にするアイデアを発表した平賀忍さん(18)は「発表は緊張したが、(提案で)生まれ育った地元が活性化するとうれしい」と話していた。