公益財団法人日本公衆電話会北海道統括支部(前川二郎支部長)は5日、災害や事故、犯罪などから身を守る方法をまとめた「こども手帳」を白老町教育委員会に寄贈した。同支部の新沼一成理事と三島久佳事務局長が井内宏磨教育長に目録を手渡した。
寄贈したのは町内4小学校の小学4年生75人分とCD5枚。手帳はA5判80ページで、交通ルールや地震、火事からの身の守り方、携帯端末やインターネットの正しい利用法などを伝えている。
新沼理事は「もしもの事態に役立てて」と話し、家族などの安否が音声メッセージで確認できる災害用伝言ダイヤル「171」の利活用も訴えた。井内教育長は「災害時や防犯に必要なことがまとめられている」と感謝した。
同会は、公衆電話を設置する企業や施設などでつくる団体で、町への寄贈は2013年以来。24年度は平取町など道内22カ所に贈るという。
日本公衆電話会道支部の新沼理事から目録を受ける井内教育長(左)