白老アイヌ協会(山丸和幸理事長)は、焼き菓子3種を同協会運営の飲食店「かふぇピラサレ」(白老町本町)で販売している。アイヌ文化の復興・発展のナショナルセンターとして国が町内に整備した民族共生象徴空間(ウポポイ)が、今夏迎える開業5周年をPRしようと今月から販売を始めた。
焼き菓子は、エゾシマフクロウをかたどった「コタンコロカムイサブレ」(5枚入り)864円、バターを使った「ポロトラスク」(70グラム)540円、クルミやチョコレートを挟んだ「ニヌムサンドサブレ」(5個入り)1026円。
いずれも2020年7~11月、アイヌ政策推進交付金を活用した文化保存・伝承事業として、苫小牧市錦岡の食料品製造業「四季舎」に開発を委託した「カムイ伝説」シリーズの商品。ウポポイ、駅北観光商業ゾーン「ポロトミンタラ」のほか、町内の一部の宿泊施設やスーパーでも扱っている。
同協会の役員は「会合のお茶請けやバレンタインデーなどの贈り物に活用を」と話している。
ピラサレで扱う菓子を紹介する店員