夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)に出場する沖縄県の興南高校に、白老町内の小学生29人が応援メッセージの寄せ書きを送った。同校が6月に町内で開いた野球教室に参加した児童たちで、ハートや星形の紙に「野球を教えてくれてありがとう」「全試合0点でおさえて優勝を」などと激励の言葉をしたためた。
代表して萩野小学校6年の三戸由夏さん(12)、長沼彩華さん(11)、石田伊織さん(11)の3人が7月31日、町中央公民館を訪ね、町教育委員会に託した。同町教委は額装し、同校の大阪市の宿泊先に郵送した。
三戸さんは「選手の皆さんは教室で優しく指導してくれた。最後まで諦めないで」とエール。長沼さんは「ホームランを打って活躍を」、石田さんは「優勝を目指して頑張って」と力を込めた。
同校の我喜屋優監督は50年前、当時の大昭和製紙北海道野球部(白老)の選手として都市対抗野球大会に出場し優勝。現役引退後も同チームや後身のクラブチームの監督を歴任するなど町との関係が深く、町観光大使も務める。野球教室は6月7日、北吉原はまなすスポーツセンターで行われ、我喜屋監督や同校野球部の部員がキャッチボールやバッティングを子どもたちに教えていた。