白老町の給食センター「しらおい食育防災センター(パクパクしらおい)」で7月31日、小学生のパクパク探検ツアーが行われ、19人が参加した。子どもたちは普段立ち入ることのできない調理室を見学し、総菜や汁物を作る巨大な釜で給食作りを模擬体験した。
学校給食がどこでどのように作られているか、探検を通じて知ってもらおうと2016年度から夏休みに実施。萩野小学校栄養教諭の谷村真美さん(53)の解説でセンターの役割を伝える動画を鑑賞した後、実際に冷凍庫や下処理室、厨房など施設内を見学した。
朝から昼にかけて大量の食事を作る大釜の体験では、児童らが大きなしゃもじやおたまを力いっぱい動かし、具材に見立てたカラーボールをかき混ぜた。3年連続で参加している白老小学校5年の谷島一平君(10)は「カレーやラーメンなど温かい給食が好き。心を込めて作ってくれているのを改めて感じた」と話していた。