白老町大町の私設画廊「ブリューギャラリー」で札幌市在住のイラストレーター相川みつぐさん(48)の個展「Various(ヴァリアス)」が開かれている。相川さんが同町の中心市街地で個展を開くのは初めてで、森をテーマにさまざまな手法で制作された28作品が並ぶ。18日まで。
タイトルは「多様な」という意味の英語。森は特定の場所をイメージしていないが「(町竹浦の)飛生の森が制作のきっかけになった」と言う。動物、人物、静物などをモチーフとした絵画、木彫り、金工が並び、Tシャツなどのグッズは販売もしている。
相川さんは、道造形デザイン専門学校(札幌市)を卒業した2008年からイラストレーターとして多くの作品を手掛け、11年から白老の飛生アートコミュニティーと活動を共にしている。13、14年の白老牛肉まつりの公式グッズ、町のイメージキャラクター「のんのちゃん」のデザイン者でも知られる。
ギャラリー代表の菊地辰徳さん(47)は同ギャラリーが「白老とつながりある人や作品を紹介できる場でありたい」と望み、相川さんは「いろんな作品があることを知ってもらえたら」と話している。
午前11時~午後5時。月~水曜は休み。