白老町内に教室がある編み物サークル「糸&糸」は同町2の苫小牧信用金庫白老支店でロビー展を開いている。会員が製作したサマーセーターやニット帽、ルームシューズなど約30点を並べており、特に巨大なルームシューズが目を引く。8月2日まで。
サークルは2000年11月、コープさっぽろパセオしらおい内の組合員の部屋を借りて会員3人で発足。04年7月に教室を佐々木裕子代表(72)の自宅の一室に移し、来年で設立から25周年を迎える。同支店のロビー展は14年に始め、今年で通算12回を数える。現在は18人のメンバーで毎週水~金曜の3日間、各日午前10時~正午、午後0時半~同2時半の2回に分けて活動する。
会場に並んだ会員らの力作は、いずれも手の込んだ作品に仕上がっており、来店者たちはじっくりと作品を眺めたりしながら、作品を楽しんでいる。
「編み物を一生の楽しみにしてもらえるよう魅力を伝えたい」と佐々木代表。技術指導に当たっては「一人ひとりの感性を大事にしたい。同じ作品でも生徒の個性が見える瞬間、編み物の奥深さを感じる」と語る。
設立当初から通う末広町の伊藤八代子さん(80)は「友達と励まし合いながら一緒に作る楽しみがある」と笑顔。虎杖浜から3年ほど通っている寺内冷子さん(66)は「先生自身も常に札幌などで最新のモードを学び、私たちに還元してくれる。勉強熱心な姿と人柄にひかれます」と話す。
佐々木代表は「関心のある方はぜひ一緒に編み物を楽しみましょう」とサークル参加も呼び掛けている。問い合わせは佐々木代表 電話0144(82)5525。