安平町の小中一貫義務教育学校、早来学園(網代健男校長)は16日、9年生(中学3年生相当)47人が大人と協働でまちの課題解決を考える「まちづくり学習」を行った。6月から▽子どもにやさしいまちづくり事業▽まなびお利用促進▽障害者福祉▽防災―の4グループに分かれて学び、同日はプロジェクトを実践した。
障害者福祉班は、メンバー全員に知的障害や視覚障害がある町内の男性4人組バンド「スマイル4Beat(フォービート)」のコンサートを同学園で開催。「学園天国」や「空も飛べるはず」などを披露し、見学の下級生を含め会場は大いに盛り上がった。企画した丸岡莉奈さん(15)は「みんなに福祉について知ってもらえるとうれしい」と語った。
まなびお利用促進班は、施設の位置を知らせる看板3枚を制作した。施設関係者の要望を受けて作り、野村涼太さん(15)は「夜でも見やすい看板になった。まなびおが見つけやすくなれば」と話した。