安平町早来北進のときわキャンプ場は13日、サイト内に車両を横付けできるオートサイト(11区画)をプレオープンする。これまで車の乗り入れを駐車場に限定していたため、利用者はテントの設営場所まで荷物を運んでいたが、同サイトでは車の近くでキャンプの準備ができ、利便性が向上する。予約受け付けを6月24日にインターネットサイトで始めたところ、すでに埋まった日もあり、需要に応えている。
同キャンプ場は広さ7万5000平方メートルで、フリーサイトのほか、ツリーハウス、バンガロー、バーベキューコーナーを有する。
オートサイトは2023年4~11月に工事を実施し、ソロキャンプ用サイト(広さ3100平方メートル)とともに敷地内に新たに設けた。広さは5100平方メートル。9月23日までをプレオープン期間とし、同サイトの利用にはアンケートへの回答を条件とした。回答を基に改善点などを整理し、25年のオープンを目指す。
宿泊料金は1泊4000円(町民は2000円)。テントやタープは1張りとする。利用時間は、チェックインが午後1時から、チェックアウトが午前11時まで。予約者は、同キャンプ場の管理棟で手続きをした後、同サイトを利用する。駐車後、原則車のエンジンは停止し、午後10時から午前7時はエンジンをかけることも禁止する。
たき火をする際は芝生を保護するためシートと台を利用する。同サイト内は一方通行、ペットの持ち込みは禁止など、注意事項やルールを守ってもらう。
同キャンプ場は、町内のほか、札幌市や千歳市、苫小牧市からの利用客が多い。予約はネットサイト「なっぷ」で受け付けており、オートサイトの予約は13、14両日は埋まった(3日時点)。平日は比較的空きがあるが、土、日曜日を中心に徐々に予約が入っている。
同キャンプ場の笹本勝亮責任者は「オートサイトの需要は高い。大型車以外は駐車できるので、家族連れなどにキャンピングカーで訪れてもらい、キャンプを楽しんでほしい」と話した。