むかわ町は1日、企業研修型地域おこし協力隊の隊員として活動する三上彩加さん(34)に委嘱状を交付した。三上さんは、町福住の合同会社GCs(ゲーシーズ)に派遣され、これまで培ってきたアクセサリーやストラップなどのハンドメードの技術を生かし、子どもや地域住民にものづくりの楽しさを伝える。
三上さんは札幌市出身。結婚後、子育ての傍らビーズやレジンを使ったアクセサリーなどの手作りを始めた。同社では、町から受託する放課後教育事業で講師となるほか、子育て応援・支援事業で町田浦の多機能型子育て支援施設でワークショップを実施する予定。町内のイベントにも出展する。
6月下旬から町で生活する三上さんは、町内の印象について「人々が温かく接してくれる」と話し、「子どもにものづくりを学んでほしいとの思いから隊員となった。微力ながらむかわのためにできることをしたい」と抱負を述べた。
委嘱状を交付した竹中喜之町長は「町が創造的復興を目指す中、地域の子どもや住民を結ぶ活動をしてほしい」と期待した。