今月下旬に役員改選を迎える日本陸連の新理事候補として、男子走り高跳び日本記録保持者の戸辺直人(33)=JAL=が理事会で承認されたことが6日、関係者への取材で分かった。現役選手で理事に就任すれば異例。
過去には、室伏広治(現スポーツ庁長官)が現役時代に理事を務めた。新理事は24日の評議員会で正式に決まる。
戸辺は2019年に2メートル35の日本記録を樹立。21年東京五輪では同種目の日本勢で49年ぶりの決勝進出を果たし、13位だった。日本陸連アスリート委員会委員長、アジア・オリンピック評議会(OCA)のアスリート委員会委員、愛知県と名古屋市が共催する26年アジア大会の調整委員会委員なども務めている。