苫小牧市が市清水町に開設している緑ケ丘公園パークゴルフ場では今年度、クラブやボールが無料で貸し出され、5回の利用で1回必要になる協力金(100円)を無料にするポイント制度も導入されている。
同ゴルフ場は昨年度、利用者が減り、利用者で管理運営している同ゴルフ場の同好会が存続の危機に直面した。受け付けを無人化するなど管理を省力化して運営しており、無料貸し出しなどは利用者を増やそうと取り入れた。同好会の堤進会長(81)は「(利用者を)現在の高齢者中心から、若年層や家族連れに広げたい」と話す。
無料貸し出しでは、クラブ20本とボール30個を用意した。誰もが手ぶらで気軽にプレーでき、利用者にはプレーした日付を記入して利用回数を分かりやすくするポイントカードを無料で提供している。
同好会ではコース内にキンギョソウなどを植えた手作りプランターを置き、親しみやすい雰囲気づくりにも努めており、健康維持のために同ゴルフ場を利用している市住吉町の武田文子さん(84)は「コース内に花があると心が和み、プレーも楽しい」と話していた。
10月末まで開設し、利用時間は午前9時~午後4時。水曜定休。