アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道（REH）は13日、苫小牧市のネピアアイスアリーナで栃木日光アイスバックスから移籍したFW磯谷奏汰の入団会見を開いた。今季4人目の入団。磯谷は「監督やコーチに求められることをしっかり実現し、勝利に貢献したい」と抱負を述べた。

　磯谷は中学生でロシアに渡り、その後オーストリア、アメリカでプレー。帰国後はひがし北海道クレインズに所属し、新人賞を受賞する活躍を見せた。その後2年間、栃木日光アイスバックスでプレーし、昨季は36ポイント（16ゴール、20アシスト）を記録した。

　REHの印象を「プレーしていて、流れを持って行かれたりなど、対戦相手としてやりにくいチーム」と語った上で、「どこからでもゴールに向かう姿勢、ボードサイドでのパックバトルを見てほしい」とアピールする。具体的なポイント数の目標は掲げないが「昨季より、いいプレーをする。（能力的に）全体がレベルアップすれば数字もついてくると思うので、自分のプレーをしっかり意識してやっていきたい」と力を込めた。

　同席した小川勝也監督は「競争の厳しい環境下で培った高いスキルと、競争心を持った選手。スケーティング能力が高く、スピードを生かし、ゴールに向かう姿勢が持ち味の一つ」と評価。「ポジショニングやチャンスでの決定力など、得点能力も高い。強みを発揮し、チームの目標達成に貢献してほしい」と期待を寄せた。

　▽磯谷奏汰　2001年2月14日、長野県軽井沢町生まれ。身長177センチ、体重80キロ。背番号14、オカナガンHCヨーロッパU20（オーストリア）―ノースアイオワ・ブルズ（アメリカ）―メーソンシティ・トロス（同）―ひがし北海道クレインズ―栃木日光アイスバックス

　今季のレッドイーグルス北海道には、4人の選手が加わったほか、小川勝也新監督が指揮を執る。また、2季前に引退した井上光明が新たにGKコーチとして加わる。チームは、16日から合同練習を開始する。

　昨季に続き主将としてチームをけん引するのはFW中島彰吾。チームを通し「チームの勝利のために、自分のできることを全て行い、サポーターやファンの皆さまと一緒に、喜びを分かち合えるシーズンにしたい」と意気込みを語った。

　副主将も昨季に続いてFW入倉大雅、DF今勇輔が務める。入倉は「チームがいい方向に向かうよう、2人と協力しながら、2冠を目指して頑張る」、今は「今季こそ目標を達成できるよう、中島主将、入倉副主将と協力してチームを引っ張っていけるよう頑張りたい」と力を込めた。

　監督 小川勝也（新任）

　コーチ　山下敬史

　コーチ　井上光明（新任）

　GK35 小野田拓人

　GK39 成澤　優太

　GK44 佐藤　永基

　DF4 床　勇大可（新加入）

　DF6 山田虎太朗

　DF23 武部　太輝

　DF29 ハリデー慈英

　DF34 橋本　僚

　DF43 木村　俊太

　DF72 今　勇輔（A）

　DF88 佐々木一正

　FW7 安藤　優作

　FW8 高橋　聖二

　FW9 髙木　健太

　FW10 三田村康平

　FW14 磯谷　奏汰（移籍）

　FW15 入倉　大雅（A）

　FW16 三浦　稜介

　FW17 大久保雅斗（新加入）

　FW19 中島　彰吾（C）

　FW22 中島　照人（加入）

　FW90 小林　斗威

　FW98 相木　隼斗