苫小牧市の明野柳町内会(鈴木俊文会長)は12日、地域貢献の一環として苫小牧明野中学校(岡元優校長)に手縫いの雑巾200枚を寄贈した。
30年前から続ける活動。不要になったタオルや手拭いを約1年かけて会員から集め、今年は5月24日に明野柳町総合福祉会館で婦人部の17人が縫い上げた。この日参加できなかった部員は自宅で縫って寄せたという。
鈴木会長と沢田石(さわだいし)千代子婦人部長が同校を訪れ、「この雑巾で学校を掃除して、きれいな心で勉強に励んでほしい」と生徒会役員2人に雑巾を手渡した。受け取った3年の生徒会環境常任委員長、谷野俊介さん(14)は「いつも地域の人たちに助けられていることを忘れず、大切に使っていきたい」と話した。