多くの観客が詰め掛けた函館競馬(写真は第4レース) 日本中央競馬会(JRA)の函館競馬が14日、函館競馬場(函館市駒場町)で開幕した。昨年を大きく上回る1万941人の競馬ファンや家族連れが来場し、レースやグルメなどを満喫した。7月20日まで。
午前9時50分出走の第1レースから多くの競馬ファンが来場し盛況。レースには函館市出身の丹内祐次騎手と川端海翼騎手が騎乗した。丹内騎手は第4レースで勝利を収めるなど、観客席からは同市にゆかりのある2人に熱い声援が送られた。第5レースでは46年ぶりに芝1000メートルの2歳コースレコードタイムが更新されるなど場内は熱気に包まれた。
同市内や道南のグルメを楽しめる「HAKODATEウマいもんグルメ」のブースでは、「麺屋真打」(同市港町3)などの人気店やさまざまなキッチンカーが出店し各店に長い列ができた。期間限定の出店となる店舗もあり、多くの店を楽しむことができる。また第11レース終了後にはJRA年間プロモーションキャラクターの女優、見上愛さんが登場し表彰式でプレゼンターを務めた。
毎年家族で苫小牧市から来場しているという会社員の30代男性は「(函館競馬は)家族の恒例イベントなので開催を楽しみにしていた。目の前で見るレースは格別」と笑顔だった。