介護の基礎知識習得へ ホームヘルパー養成講座開講式 苫小牧高等商業

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  • 2025年6月17日
1年生を代表して決意表明する小林さん

 苫小牧高等商業学校(猪瀬徹校長)は13日、ホームヘルパー養成講座の開講式を同校多目的ホールで行った。1年生63人が来年2月まで約8カ月間受講し、座学や実習で福祉、介護の基礎知識や技術を習得する。

 同校は、生徒に思いやりの心が育つよう、2004年から1年生の必修科目に同講座を導入している。修了すると「障害者居宅介護従業者基礎研修課程」の修了認定が得られ、就職活動に役立てることができる。

 開講式で、講師を務める社会福祉法人緑星の里(植苗)の沼山文久専務理事は「今年で21回目を迎えた講座は、少子高齢化が進むこの国のニーズに応える素晴らしい取り組みです」と期待を寄せた。生徒代表の小林快璃さん(15)は「ホームヘルプサービスを提供できるように知識や技能を習得する。高齢者や障害者に対する理解を深め、心豊かな人間性を高めたい」と決意を表明した。

 この後、初回講座となり、生徒たちは介護現場の様子を伝えるイラストを基に、危険を招く恐れのある高齢者の行動についてグループワークを行った。

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