施設内の遊具で遊ぶ子どもたち 十勝管内新得町がJR新得駅前で整備を進めてきた地域交流センター「とくとく」が15日オープンし、午前10時から現地でセレモニーが催され、関係者らがセンターを核にした地域の発展に期待した。施設は開店直後から多くの人でにぎわった。
新施設はJR新得駅と町商工会館の南側に隣接する場所にあり、木造2階建てで延べ面積約1315平方メートル。特産品を販売する店舗やカフェ、キッズスペース、鉄道遺産展示室などが整備されている。構造材には町産のカラマツを使用し、新得の森をイメージした温かみのある空間とした。総事業費10億5300万円。
開店直後から多くの人が来場。帯広市から家族3人で訪れた太田美緑さん(32)は「駅のそばに子どもが遊べる施設があるのはうらやましい。十勝の特産品もたくさんあって楽しい」と笑顔だった。
セレモニーは来場者らが見守る中、町の指定管理者、新得タウンマネージメントの平川直樹社長が「10年越しの構想でようやく開業。施設の中でさまざまな体験を楽しんでほしい」とあいさつ。来賓の浜田正利町長は「この施設を地域全体で盛り上げ、経済という切り口で有効活用してほしい」と話した。