釧路管内厚岸町末広（まびろ）の厚岸霧多布昆布森国定公園内にある原生花園「あやめケ原」で21日～29日、「第66回あっけしあやめまつり」（厚岸観光協会、町主催）が開かれる。現在アヤメは一、二分咲きで、期間後半に見頃を迎えそうだ。

　あやめケ原は敷地面積約100ヘクタールにヒオウギアヤメ約30万株が自生し、キンポウゲやエゾフウロなどの草花も咲く。展望台からは大黒島が浮かぶ太平洋を一望でき、放牧された馬がアヤメ以外の草を食（は）む姿も親しまれている。

　期間中の午前10時～午後3時は駐車場内で釧路太田農協のブランド牛乳「あっけし極みるく65」などの試飲、ホットコーヒーの無料配布（いずれも数量限定）のほか、特産品も販売する。観光協会は「大自然の中で厚岸の特産品を堪能してほしい」と呼び掛けている。

　問い合わせは同協会　電話0153（52）3131。国定公園内に咲き誇るアヤメを観賞できるあっけしあやめまつりは21日から（写真は昨年の様子）