老人クラブ 日吉町明和会創立50周年/祝賀会で和気/あいあいと祝う

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  • 2025年6月19日
創立50周年の記念式典で記念撮影に収まる日吉町明和会の会員ら(提供)

 苫小牧市日吉町の老人クラブ「日吉町明和会」(長田昌聰会長)は今年、創立50周年を迎えた。市内39番目の老人クラブとして1975年6月に設立し、交流事業や地域貢献に積極的に活動している。15日に日吉総合福祉会館で記念式典を行い、会員たちが和気あいあいと節目を祝った。

 会員は現在53人。平均年齢は80歳で、最高齢は97歳になる。毎月、例会やサロン活動、見守り活動、公園清掃などを実施。活動時に会員が寄せた善意を、79年から市社会福祉協議会に託している。2017年からは会員が手分けして作った千羽鶴を被爆地の広島市に送る平和事業を続けている。

 50周年記念事業として、車いす1台を同会館に寄贈した。車いすは、同会館を使う町内会にも協力を呼び掛けてリングプルを集め、得られた収入に同クラブの余剰金を加えて購入した。さらに、50周年記念誌を作成。祝福のメッセージを会員全員から募集したり、亡くなった会員のパステル画を表紙に使ったりして特別な一冊に仕上げた。

 式典には会員の約9割に当たる47人が出席。記念誌を受け取り、食事を囲んで語らった。詩吟や舞踊など一芸を持つ会員は自慢の声や踊りを披露し、場を盛り上げた。長田会長(85)は「会員たちが自分のためにと思って一生懸命やってきたことが、結果的に地域のためにもなっており、みんな生きがいを感じて続けてきたのだと思う」と活動を振り返った。

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