厚真町は16日、2018年9月に発生した胆振東部地震で被害を受けた町宇隆地区の町有林で、植樹会を開いた。町民など25人が参加し、約300平方メートルの範囲にミズナラやハルニレなどの苗木96本を植えた。
町内では地震で約3200ヘクタールの森林が被災し、森林再生に取り組んでいる。
町民による植樹会はこの一環で、23年に続いて2回目。参加者は12カ所に設置した黒色のシートを囲み、1カ所につき8株の苗を植え、樹種や大きさなどを記録した。
夫が地域おこし協力隊として活動する苫小牧市北栄町の佐々木美香さん(39)は「厚真町に住むことを考えており、地域に協力したいと参加した。とても良い経験になった」と話した。