白老町社会福祉協議会(山崎宏一会長)は10日、いきいき4・6で介護職員養成研修の開講式を行った。20~70代の町民10人が受講し、7月5日まで未経験者でも基礎を学べる「介護入門的研修」に臨む。
同研修は介護の基礎知識を身に付け、高齢者福祉施設などで活躍してもらうのが狙い。国が介護人材の育成と確保に向けて創設した制度に基づいて実施しており、2023年度までの修了者は1333人に上る。
7月以降は生活援助サービス提供者として就労できるようになる「生活援助従事者研修」(7~8月)、介護業務の基本を習得する「介護職員初任者研修」(9~12月)が受講できるようになる。
式で山崎会長は「(白老町人口の)2人に1人が65歳以上になる時代が来ている」とし、「高齢者を支える人を、地域がどのように支えていくかが課題。三つの研修を通して施設や家庭、地域での介護力を発揮して」と語り掛けた。