白老建設協会(清水尚昭会長)の安全大会が6日、白老町大町のしらおい経済センターで開かれ、25の会員企業や協力会社から112人が出席した。建設工事の繁忙期を迎え、墜落・転落災害の防止などを盛り込んだ大会宣言を行い、無事故・無災害を誓った。
清水会長はあいさつで「昨年は熱中症が心配な一年だった。今年も安全第一に死亡事故や災害ゼロ目指してさらなる協力を」と呼び掛けた。
苫小牧労働基準監督署の中島貢署長は管内(東胆振1市4町と千歳市)の建設業における労働災害について講演。2023年の労働災害による死亡者数は4人で、うち建設業は1人。今年は4月末までに死亡事故は発生していない。
中島署長は今年4月施行の改正労働安全衛生規則で墜落防止措置が強化されたことを紹介。死亡災害の5割を占める墜落・転落災害について「高所作業時はフルハーネス型の墜落防止用器具を使い、屋根や足場、はしごなどからの墜落、転落防止措置を確実に行ってほしい」と訴えた。