「クーラーを見に来ました」「エアコン(のこと)ですか」「そうです」
先日、江別市の実家に取り付けるエアコンを探しに訪れた同市の家電量販店での店員とのやりとり。今は暖房機能も備えた機器が主流で「冷房だけのやつはほとんどないですよ」。冷やかし客と思われたか、ちょっと冷たかった。
昨夏、東京では最高気温が30度を超える真夏日が連続64日、道内も同44日を記録。今夏も暑く、東京に住む妹から苫小牧の兄の元へ「高齢者にはもう限界。早く江別(実家)にエアコンを付けてあげてほしい」という趣旨の指令が入った。
エアコンは高価なこともあり、中高年を中心に「扇風機で十分」といった不要論も根強いが日中も家にいる人やペットにはもはや耐え難いレベル。工事費が本体代以上にかかる見積もりには度肝を抜かれたが命には替えられない。北海道など暑さに慣れていない地域では他の地域よりも猛暑に伴う熱中症リスクが高く、対策の徹底が必要。エアコン売り場の店員も「部屋サイズに見合ったものであれば、どのメーカーでも性能に大差なし」と即時購入を勧めたが、「(型落ちのお値頃モデルなど)売れ筋はほぼほぼない」とまたまた冷たい。結局、なじみの地元業者(苫小牧)に発注した。 (輝)