能登半島地震復興チャリティー企画「石川・能登の日本酒会」が25日、白老町地域おこし協力隊員の羽地夕夏さん(26)が運営する町大町の書店「またたび文庫」で開かれた。町民ら約70人が訪れ、石川県内の地酒の味を楽しんだ。
羽地さんは金沢大学出身で、「被災した石川県の皆さんの役に立ちたい」と町内有志の協力を得て開催した。
地酒は加賀市、小松市、白山市の五つの酒蔵から「天狗舞」「常きげん」「手取川」など9種類を用意し、全種類1杯500円で振る舞った。飲食による益金と寄付で5万8451円となり、全額を被災地の石川県酒造組合に送る。羽地さんは「被災した皆さんに日常を取り戻してもらうことが大切。今後も定期的に開催できたら」と話していた。