白老町教育委員会にいらっしゃる30代の職員、長尾拓哉さんは、親しいお友達で仕事仲間でもあります。
出会ったのは3年前の4月ごろ、私が白老へ移住してすぐのことでした。「白老で本屋をやりたい」と話すと、「めっちゃいいね!」と言ってくれて、とてもうれしかったのを覚えています。また、住む家を探していた私に、「うちの隣、空いてるよ!」と、温泉付きの物件を紹介してくれた恩人でもあります。
そこから、長尾さん夫婦とのご近所付き合いが始まりました。多趣味な長尾さんからは、自分で打った手打ちそばや、旅行のお土産をいただきました。初めての冬には、雪かきを手伝ってもらうことも。生活上の困り事を相談できる方が近くにいるのは、移住者にとって、とても心強いことです。現在その家からは引っ越してしまったのですが、今でも定期的に私の自宅で夕食会を開いています。
昨年は、町内二つの中学校で講演し、高齢者向けスマホ教室の講師を担当させていただきました。それらは長尾さんによる企画で、「またたび文庫の取り組みをぜひ広めて!」というありがたい取り計らいでもありました。
そんな長尾さんと、今一緒に企画しているのは、「飲んでボランティア!」です。またたび文庫で25日に開催する、石川・能登の日本酒を提供するイベントで、収益を能登半島地震の義援金に充てます。ぜひ遊びに来てください。
(またたび文庫店主・白老)