安平町早来地区にある小中一貫の義務教育学校「早来学園」(山田誠一校長)で12日、初の卒業式が行われた。9年生(中学3年生相当)31人が、お世話になった教諭や在校生、保護者に見守られながら、学びやを巣立った。
生徒たちは、会場に入場後、ステージに用意された椅子に座り、在校生や保護者らと対面で式に臨んだ。卒業証書授与で一人ずつ名前を呼ばれると、「はい」と元気よく返事をして、山田校長から証書を受け取った。
山田校長は「互いに相手の存在に敬意を持ち、自分の個性を確立し、社会の中の一員として成長することを祈念している」と式辞を贈った。
卒業生代表の鈴木仁さん(15)は「卒業したくない気持ちが込み上げてくるが、私たちは成長しなければならない。あすから夢と希望を胸に一歩ずつ、それぞれの人生を歩んでいきたい」と答辞を述べた。
最後に卒業生が「旅立ちの日に」を合唱し、会場から大きな拍手が送られた。