むかわ町は11日、町議会定例会の行政報告で、2月26日に町が所有する除雪車両が、鵡川高校2年の男子生徒(17)と接触する人身事故を起こしたと報告した。生徒は骨盤骨折の重傷を負った。
町によると、事故は同日午後7時ごろ、町文京1の同校生徒寮敷地内で、委託業者が運転する除雪車両が後進時、死角にいた生徒の腰に右後輪が乗り上げた。生徒は苫小牧市内の医療機関に緊急搬送後、札幌市内の医療機関に転送されたという。
町は、加入保険により、被害者と損害賠償手続きを進める。竹中町長は「人身事故の発生は本来あってはならないことを重く受け止め、今後は再発防止を徹底し、安全に最大限配慮して除雪作業を進めていく」と陳謝した。