むかわ町末広のスーパー「Aコープむかわセレス店」が、3月15日で閉店することが明らかになった。建物を所有する鵡川農業協同組合(JAむかわ)に対し、店舗を運営するホクレン商事(本社札幌市)が3月末の賃貸契約終了に伴い撤退を申し入れた。空き店舗の利用については、現時点で決まっていない。これにより鵡川地区のスーパーは「コープさっぽろパセオむかわ店」のみとなる。
セレス店は、旧鵡川町時代の1990年代にオープン。旧穂別町との合併後も鵡川地区市街地の住民の生活インフラを支えてきた。しかし、2018年9月の胆振東部地震以降、人口減少に拍車がかかり、客足と売り上げの減少で赤字が続いていた。
同JAは昨年末の地区懇談会で、すでに閉店を周知している。「住民のために何とか続けてもらいたい」と継続を要請していたが、結果は覆らなかったという。