白老町消費者被害防止ネットワークは15日、詐欺や悪徳商法による高額被害を防止しようと、街頭啓発を町内の金融機関3カ所で行った。15日が高齢者の年金支給日に当たることから、被害に遭わないよう来店客にチラシなどを配布し、被害防止を呼び掛けた。
道警がまとめた道内の1月末時点の特殊詐欺事件発生状況は計6件(昨年同月比6件減)。被害総額は1億1874万2229円(同7798万4558円増)に上る。このうち苫小牧署などを含む札幌方面は5件で、金融商品詐欺が3件となっている。
苫小牧信用金庫白老支店前の啓発では、町職員2人が消費生活センターののぼりを掲げ、来店客に啓発グッズを配布した。3カ所で計6人が、オレオレ詐欺や架空請求詐欺などの悪質商法から身を守る「訪問販売お断りステッカー」などの入った啓発グッズ150セットを手渡し、被害に遭わないよう注意を促した。