白老町のアイヌ文様刺しゅうサークル「フッチコラチ」(岡田育子代表)の作品展が29日まで、町末広町のしらおいイオル事務所チキサニで開かれている。色彩豊かで迫力のあるアイヌ文様を施した作品がずらりと並んでいる。
会場に展示されているのは、メンバーが制作したタペストリーやランチョンマット、ルウンペ(着物)、トートバッグなど23点。いずれも渦巻きの「モレウ」など伝統の文様が生かされている。
「フッチコラチ」は、北海道アイヌ協会から優秀工芸師に認定されている岡田さんが1997年に設立。川沿生活館を拠点に活動している。アイヌ語で「(一針一針に愛情を込めて縫い物をした)おばあさんのように」という意味がある。
入場無料で、午前9時~午後4時。月曜休館。問い合わせはチキサニ 電話0144(82)6301。