厚真町の冬の一大スポーツイベント、第17回あつま国際雪上3本引き大会(大会実行委員会主催)が21日、同町本郷のかしわ公園野球場で開かれる。職域やクラブ、レクリエーションなど町内外から48チームが参戦し、雪の上で熱戦が繰り広げられる。
3本引きは同町で発祥した冬のオリジナル競技。特設コート内にある3本のうち2本を自陣に引き込めば勝ちとなる。8人構成のチームによる1セット40秒の3セットマッチ(2セット先取)で、途中で他の綱に移動することもでき、体力だけでなく戦略、瞬時の状況判断も求められる。
今回の主な顔ぶれを見ると、地元厚真町から町役場、トラック運転手、建設会社の従業員などがそれぞれチームをつくって出場。安平町にある道開発局のチームと厚真、安平、むかわ3町合同チームといった多彩な編成も。競技は3チームずつに分かれて予選リーグを行い、各組上位2位の計32チームが決勝トーナメントに進む。
前回、コロナ禍による中止を挟んで5連覇を達成した苫小牧市内のアームレスリングチーム「パンプアップ塾苫小牧」が同大会限りで退くことを表明。白熱した優勝争いが繰り広げられそうだ。初出場ながら準優勝を果たした同市内の野球チーム「Feliz(フェリース)」をはじめ、前回3位の地元厚真町のほくでんから2チーム、パンプアップ塾の弟分らでつくる「おパンツアップ塾苫小牧」も参戦する。
当日は午前8時30分~同9時15分の間に受け付け。同9時30分開会式、同10時から競技を予定している。