苫小牧信用金庫(小林一夫理事長)は17日、地域貢献の一環として、厚真、むかわ両町の企業版ふるさと納税と、胆振東部地震からの復興を応援する見舞金を寄付した。
厚真町には、町内で起業を目指す人を応援する「ローカルベンチャー」事業に役立ててほしいと150万円のほか、同金庫の各支店で5年間募金活動を行い集めた震災の見舞金として71万6246円を届けた。
宮坂尚市朗町長は「森林再生はまだまだ年月がかかるが、一刻も早く厚真町の景観を取り戻せるように努力していく。われわれの経験や知見を次世代に届けていきたい」と謝辞を述べ、小林理事長は「経験を伝えていくことが恩返しになる。いろいろな事業があると思うので、今後とも協力させていただきたい」と話した。
むかわ町には穂別、鵡川両地区で始まっているまちなか再生の事業費の一助として150万円と、震災見舞金として56万8242円を贈った。竹中喜之町長は「しっかりと要望に応えられるような事前防災、まちなか再生、復興、創生に活用させていただきたい」と話し、同金庫に感謝状を贈呈した。